洗顔ネットを使うと、少ない洗顔料でもきめ細かい弾力のある泡が作れます。泡がクッションになり、肌をこするまさつを減らせるのが一番のメリットです。この記事では、ネットの選び方、泡の作り方、洗顔の手順、衛生管理と交換の目安を順に紹介します。
洗顔ネットを使う理由
化粧品メーカーの洗顔の解説では、洗顔で最も大切なのは「肌をこすらないこと」とされています。手だけで泡立てた少ない泡では、指が直接肌に触れやすく、まさつが起こりがちです。
洗顔ネットは、網目の間に空気と水を含ませることで、短時間でもっちりとした泡を作るための道具です。泡立てが苦手な人や、忙しい朝に手早く洗顔したい人にも向いています。
泡立てる手間を減らしたい場合は、ポンプから泡で出てくるタイプや、泡立て不要のタイプの洗顔料を選ぶ方法もあります。
洗顔ネットの選び方
網目と層の数
ネットには、1枚の網でできたものと、網を何層か重ねたものがあります。層が多いほど空気を抱き込みやすく、きめ細かい泡が作りやすくなります。
大きさ
手のひらで扱いやすい大きさのものを選びましょう。大きすぎると泡が網に残りやすく、小さすぎると泡立てにくくなります。
洗顔料のタイプとの相性
| 洗顔料のタイプ | ネット選びのポイント |
|---|---|
| 固形石けん | 石けんを包めるポケット付きや、こすりつけやすい大きめのもの |
| チューブの洗顔フォーム | 標準的な多層ネットで十分泡立つ |
| 洗顔パウダー | 1回分の量を量れる工夫があるものだと便利 |
乾きやすさ
ネットは使った後に乾かすことが大切です。吊るせるひもやループが付いているものは、風通しのよい場所に干しやすく、清潔を保ちやすくなります。
きめ細かい泡の作り方

- 手を洗い、メイク落としなどの油分を手から落としておく
- ネットを水またはぬるま湯で濡らし、軽くしぼる
- 洗顔料を適量(製品の表示どおり)ネットにのせる
- ネットを両手でこすり合わせ、空気を含ませるように泡立てる
- 水を少しずつ足しながら、さらに泡立てる
- ネットを片手で握り、もう片方の手で泡をしぼり出すように集める
- 手のひらを返しても落ちないくらいの、弾力のある泡になれば完成
手にクレンジングオイルが残っていると、泡が立ちにくくなります。泡立てる前に手をきれいに洗いましょう。
水を一度にたくさん入れると、泡がゆるく水っぽくなります。数回に分けて少しずつ足すのがコツです。
泡で洗う洗顔の手順
- 顔をぬるま湯で軽く濡らす
- 皮脂の多いTゾーン(額・鼻)から泡をのせる
- 頬、あごへと泡を広げる
- 泡を転がすようにして、指が直接肌に触れないように洗う
- 小鼻のわきなどは、指先でやさしくなじませる
- 目元や口元は乾燥しやすいので、最後に泡をのせる程度にする
- ぬるま湯ですくうようにして、ていねいにすすぐ
- 生え際やフェイスライン、あごの下にすすぎ残しがないか鏡で確認する
- 清潔でやわらかいタオルを押し当てて、水気を取る
- すぐに化粧水などで保湿する
すすぎの温度とやり方
冷たい水では汚れが落ちにくく、熱いお湯では必要なうるおいまで落としやすくなります。ぬるま湯を手ですくってやさしくかけるのが基本です。シャワーを直接顔に当てるのは避けましょう。
ネットの衛生管理
洗顔ネットは濡れたまま放置すると、雑菌が増えやすい環境になります。メーカーの解説でも、使うたびに洗って乾かすこと、定期的に替えることが勧められています。
- 使い終わったら、洗顔料が残らないように流水でよくすすぐ
- 軽くしぼって水気を切る
- 浴室の中ではなく、風通しのよい場所に吊るして乾かす
- 洗顔料のぬめりが残っていたら、もう一度よくすすぐ
- 家族と共用しない
- 洗顔料をネットの中に入れたまま保管しない
ネットに洗顔料の成分が残っていると、乾きにくくなり、ぬめりの原因にもなります。すすぐときは、網を指で広げるようにして、層の間まで水を通しましょう。
浴室は湿気がこもりやすい場所です。使い終わったら浴室の外に出して乾かすと、清潔を保ちやすくなります。
交換の目安
ネットは消耗品です。ある洗顔ネットのメーカー公式サイトでは、交換の目安を2〜3カ月としています。製品によって目安は異なるので、パッケージの表示も確認しましょう。目安の期間内でも、次のような状態になったら早めに替えてください。
- 泡立ちが悪くなった
- 網がほつれたり、穴があいたりした
- においやぬめりが取れない
- 変色している
肌の悩みはプロに相談も
正しい洗顔を続けても肌荒れが気になるときは、洗顔料や保湿の見直しとあわせて、プロに相談するのもひとつの方法です。フェイシャルケアを受けられるエステサロンでは、肌の状態に合わせたケアを提案してもらえます。
まとめ
- 洗顔ネットは弾力のある泡を作り、肌をこするまさつを減らすための道具
- 選ぶときは、層の数、大きさ、洗顔料との相性、乾きやすさを見る
- 水は少しずつ足し、手のひらを返しても落ちない泡を目指す
- 泡を転がして洗い、ぬるま湯ですすぎ残しなく流す
- ネットは毎回すすいで乾かし、2〜3カ月を目安に、傷んだら早めに交換する
参考
- 間違った洗顔に注意!正しい洗顔方法(コーセー 美容情報):https://www.kose.co.jp/kose/skin_care/skincare108.html
- スキンケア「洗顔」方法(資生堂):https://www.shiseido.co.jp/omiseplus/beautyinfo/DB008089/index.html
- 濃密もっちり泡立てネット(ファンケル公式):https://www.fancl.co.jp/beauty/item/3988-17/

