美容オイルは、使うタイミングによって役割が変わります。化粧水の後に使えば次のスキンケアのなじみを助け、最後に使えば水分を閉じ込めるふたの役目をします。この記事では、使う順番と量、肌質別の選び方、髪や体への活用法、失敗しないための注意点を紹介します。
美容オイルの役割
肌の乾燥を防ぐには、水分を与えることと、その水分を逃がさないことの両方が大切です。美容オイルは主に「油分」を補うアイテムで、肌表面をやわらげたり、うるおいを保ったりする役割があります。
ただし、オイルだけで乾燥対策が完結するわけではありません。化粧品メーカーの解説でも、まず化粧水で水分を与え、そのうえで油分を補うことが基本とされています。オイルは化粧水の「代わり」ではなく「プラス」と考えましょう。
スキンケアの中で使うタイミング

使い方は大きく分けて3つあります。製品によって推奨する順番が決まっている場合もあるので、まずはパッケージの表示を確認してください。
| 使い方 | タイミング | 期待できる役割 |
|---|---|---|
| ブースター(導入)使い | 化粧水の後、乳液やクリームの前 | 後に使うアイテムをなじみやすくする |
| 混ぜて使う | 乳液やクリームに数滴混ぜる | 水分と油分を一度に届ける |
| 仕上げ使い | スキンケアの最後 | うるおいを閉じ込め、乾燥から守る |
ブースター(導入)として使う
洗顔後に化粧水をつけ、その後にオイルをなじませます。肌がやわらかくなり、後から使う乳液やクリームがなじみやすくなるとされています。洗顔後につっぱりを感じやすい人に向いています。
最後に使う
乳液やクリームまで終えたあとに、少量を手のひらで顔を包むようになじませます。乾燥しやすい季節や、エアコンの効いた部屋で過ごす日に取り入れやすい方法です。
乳液やクリームに混ぜる
手持ちの乳液やクリームに1〜2滴混ぜると、テクスチャーがなめらかになり、手間も増えません。普段のケアを変えずにオイルを試したい人におすすめです。
量の目安とつけ方
量は製品によって違いますが、顔全体で数滴が一般的です。多すぎるとベタつきやメイク崩れの原因になります。
- 手のひらに数滴取る
- 両手を合わせて、体温で軽く温める
- 顔全体を手のひらで包むように、押さえてなじませる
- 乾燥しやすい目元や口元には、指先で少量を重ねる
- 手のひらにベタつきが残らない程度になったら完了
こするとまさつで肌に負担がかかります。サラッとした液状のオイルほど、のばすときにこすりがちなので注意しましょう。ファンデーションに混ぜる場合は、ごく少量にとどめるとヨレにくくなります。
肌質別の選び方
合うオイルは肌質や皮脂の量によって変わります。同じ成分名でも製品によって使用感は異なるため、少量から試して自分に合うものを見つけるのが近道です。
| 肌質 | 選び方のポイント |
|---|---|
| 乾燥肌 | 保湿力が高く、ややコクのあるテクスチャーを選ぶ |
| 脂性肌 | 軽い使用感のものを少量。Tゾーンは控えめに |
| 混合肌 | 乾燥する部分にだけ使う「部分使い」を取り入れる |
| 敏感肌 | 低刺激設計のものを選び、必ず少量から試す |
オイルの種類としては、植物由来(ホホバ、アルガン、アボカドなど)、動物由来(馬油など)、鉱物由来(ミネラルオイル、ワセリンなど)があります。ホホバオイルは乾燥肌にも脂性肌にも使いやすいとされる一方、肌質によっては合わないオイルもあります。
「食べられるオイルだから肌にも安心」とは限りません。顔に使うなら、スキンケア用として販売されている製品を選びましょう。
髪や体への使い方
顔用の美容オイルでも、製品の表示で髪や体への使用が認められていれば、ほかの部位のケアにも使えます。
- 髪:タオルドライ後、手に残った少量を毛先になじませる。根元は避ける
- ひじ・ひざ・かかと:乾燥しやすい部分に少量を重ねる
- 手・爪まわり:ハンドクリームの前に少量なじませる
- 入浴後のボディ:肌が少し湿っているうちに広げるとのびがよい
顔用オイルは容量が少なく高価なものも多いため、体全体に使うならボディ用を使い分けるのもひとつの方法です。
使うときの注意点
肌に合わないとき
植物由来のオイルでも、アレルギー反応が出ることがあります。初めて使うときは、腕の内側などで少量試してから顔に使うと安心です。赤み、かゆみ、ブツブツが出たら使用をやめ、続く場合は皮膚科に相談しましょう。
使い始めてからニキビが増えた場合も、いったん使用を控えて様子を見てください。
酸化に注意する
オイルは熱、空気、光に弱い性質があります。酸化したオイルは刺激の原因になることがあるため、次の点を守りましょう。
- 直射日光の当たらない、涼しい場所で保管する
- 使用後はすぐにふたを閉める
- においや色が変わったら使わない
- 何本も同時に開けず、1本ずつ使い切る
肌の状態に合わせてプロに相談する
乾燥やごわつきがなかなか改善しないときは、セルフケアだけで抱え込まず、プロに相談するのもひとつの方法です。フェイシャルケアを受けられるエステサロンでは、肌の状態に合わせたケアの提案を受けられます。
まとめ
- 美容オイルは化粧水の代わりではなく、水分の後に油分を補うアイテム
- 化粧水の後に使えばブースター、最後に使えばうるおいを閉じ込める役割
- 量は顔全体で数滴から。手のひらで温めて押さえるようになじませる
- 肌質に合わせて選び、初めての製品は少量で試す
- 酸化を防ぐため、涼しく暗い場所で保管し、変化があれば使わない
参考
- 乾燥肌にオイルがおすすめ?オイル美容のHow to(コーセー 美容情報):https://www.kose.co.jp/kose/skin_care/skincare88.html
- 普段のお手入れに美容オイルをプラスしてエイジングケアをしよう(コーセー 美容情報):https://kose.co.jp/kose/aging/aging43.html
- ヘアオイルの使い方をシーン別に紹介(資生堂 Beauty Journey):https://www.shiseido.co.jp/sw/beautyinfo/DB009813/

