美容院での注文は、「写真」と「具体的な言葉」をセットで伝えるのがいちばんの近道です。この記事では、写真の見せ方、必ず伝えたい4つのこと、カラーやパーマの伝え方を解説します。仕上がりに不満があったときの相談の仕方も紹介します。
注文がずれる理由
「少し短く」「軽めに」といった言葉は、人によって受け取り方が違います。お客様の思う「少し」と、美容師の思う「少し」が同じとは限りません。写真と、数字や体の位置を使った言葉を組み合わせると、ずれを減らせます。
写真の見せ方
写真は2〜3枚用意する
1枚だけだと、どこが気に入っているのかが伝わりにくいです。同じ雰囲気のスタイルを2〜3枚用意すると、共通点から好みが伝わります。正面だけでなく、横や後ろから見た写真もあると安心です。
「どこが好きか」を言葉で添える
写真を見せるときは、気に入っている部分を具体的に伝えましょう。
- 「前髪の長さと流れ方が好きです」
- 「顔まわりの動きをまねしたいです」
- 「色の明るさだけ参考にしたいです」
全体ではなく一部だけを参考にしたい場合も、そう伝えれば十分です。
「なりたくない」写真も役立つ
避けたいスタイルの写真があると、NGがはっきり伝わります。「このくらい短いのは避けたい」と見せられると、美容師も判断しやすくなります。
写真のスタイルは、髪質や毛量、髪の履歴によって、そのままの再現が難しいこともあります。できるかどうかは、遠慮せずにその場で聞いてみましょう。
必ず伝えたい4つのこと

1. 長さ
長さは「あご」「肩」「鎖骨」など、体の位置で伝えるとずれにくいです。「〇センチ切る」より「肩につくくらいに」のほうが仕上がりを共有しやすくなります。前髪は「眉の上」「目にかかる」など、顔の位置で伝えましょう。
2. 量(重さ・軽さ)
「すく」「軽くする」の加減は、とくにずれやすいポイントです。「広がりを抑えたい」「重く見えるのが気になる」など、悩みとして伝えるのがおすすめです。
3. 普段の扱い方
- 毎朝のスタイリングにかけられる時間
- アイロンやコテを使うか
- 髪を結ぶことが多いか
- 職場や学校の決まり
美容師は、乾かしただけでまとまるかどうかも考えて切ってくれます。普段の過ごし方を伝えると、家でも再現しやすいスタイルになります。
4. NG
「耳は出したくない」「前髪は短くしたくない」など、譲れない点は最初に伝えましょう。最後にまとめて言うより、カウンセリングの最初に伝えるほうが確実です。
カラーの伝え方
カラーは、明るさと色味を分けて伝えると共有しやすくなります。
| 伝えること | 例 |
|---|---|
| 明るさ | 「今より少し明るく」「職場で浮かない程度」 |
| 色味 | 「赤みを抑えたい」「黄みが出にくい色」 |
| 色持ち | 「色が抜けたあとも気にならない色」 |
| 履歴 | 過去のカラー・ブリーチ・縮毛矯正の時期 |
照明によって、写真と実際の色は見え方が変わります。美容院の色見本(毛束)を一緒に見ながら決めると、イメージを合わせやすいです。
毛染めで、かゆみや赤みなどの異常を感じたことがある人は必ず伝えましょう。酸化染毛剤によるアレルギーは、くり返し使ううちに起こることもあると自治体が注意を呼びかけています。
パーマの伝え方
- かけたい場所(毛先だけ・顔まわり・全体)
- カールの強さ(ゆるい・しっかり)
- 乾かしただけで仕上げたいか、スタイリング剤を使うか
- 過去のパーマや縮毛矯正の時期
パーマは、髪の状態によってかかり方が変わります。施術できるかどうかも含めて、カウンセリングで相談しましょう。
予約のときにできる準備
当日のカウンセリングを短く的確にするために、予約の段階でできることもあります。
- 予約サイトの備考欄に、希望のメニューと気になっていることを書いておく
- 見せたい写真をスマートフォンの1つのフォルダにまとめておく
- 前回の施術内容や時期をメモしておく
- 当日は、普段に近いスタイリングで行く
普段どおりの髪の状態を見てもらうと、扱い方の悩みが伝わりやすくなります。初めての美容院では、時間に余裕をもって予約すると、相談の時間もとりやすいです。
仕上がりに不満があったとき
その場で伝える
鏡で確認したときに気になる点があれば、その場で伝えるのがいちばんです。「前髪をもう少しだけ短く」など、具体的に言えば調整してもらえることがあります。言いにくいときは「ここがイメージと少し違う気がします」で十分です。
帰ってから気づいたとき
家で乾かしたときに気になる点が出ることもあります。その場合は、なるべく早めに美容院に連絡して相談しましょう。対応の内容や期間は、美容院ごとに決まっていることが多いです。
頭皮や肌に異常が出たとき
施術後にかゆみや赤み、痛みが出た場合は、まず医療機関を受診しましょう。そのうえで美容院にも連絡し、施術の内容を伝えておくと安心です。
まとめ
- 写真は2〜3枚用意し、どこが好きかを言葉で添えましょう
- 長さ・量・普段の扱い方・NGの4つは必ず伝えましょう
- カラーは明るさと色味を分け、パーマは場所と強さで伝えましょう
- 不満はその場で具体的に伝え、帰ってからなら早めに連絡しましょう
相談しやすい美容師に出会うことも、上手な注文の近道です。美容室を駅・エリアから探す
参考
- 仙台市「『毛染め』による皮膚障害の発生に注意しましょう」(消費者安全調査委員会の報告書をもとにした注意喚起):https://www.city.sendai.jp/sekatsuese/kurashi/kenkotofukushi/kenkoiryo/kansensho/hifushogai.html

